「せっかくまんまる抱っこをしているのに
なんだか赤ちゃんが反り返ってしまう…」
初めての育児で
抱っこの方法一つにも悩みは尽きませんよね。
特に、赤ちゃんが心地よくなると言われる
「まんまる抱っこ」で
予期せぬ反り返りが見られると…
不安になってしまうママやパパも
いるのではないでしょうか?

名古屋市瑞穂区にある
産後ケア専門サロン〜Momの休日〜で
赤ちゃんのケアを専門とする私が
今回は
「まんまる抱っこでの赤ちゃんの反り返り」
について
その原因から月齢別の対処法、抱っこ紐での
対策までを徹底的に解説していきます。
「うちの子だけ?」と心配しているママも
ぜひ最後まで読んで
安心できる抱っこを見つけてくださいね。
なぜ?
まんまる抱っこで反り返る原因
まんまる抱っことは
赤ちゃんの背骨の自然なCカーブを保ち
リラックスできる姿勢と言われています。

しかし、それにも関わらず
反り返りが見られる場合
いくつかの原因が考えられます。
1.生理的な反り返り
新生児期には、まだ筋肉の発達が未熟なため
一時的に反り返るような
動きが見られることがあります。
これは生理的な現象であり、成長とともに
自然に落ち着いてくることが多いです。
2.不快感や刺激
・暑さや寒さ
衣類が暑すぎたり、寒すぎたりして
不快に感じている場合があります。
・お腹の張り
授乳後などにお腹が張って
苦しいと感じていることがあります。
・音や光
周囲の大きな音や強い光が刺激になり
体を緊張させてしまうことがあります。
・肌の刺激
衣類の素材やタグなどが
肌に刺激を与えている可能性も。

3.姿勢の崩れ
まんまる抱っこのつもりでも
赤ちゃんの体が安定していなかったり
ママやパパの抱っこ方法が
微妙にずれていたりすると
赤ちゃんが無理な体勢になり
反り返ってしまうことがあります。
4.筋肉の緊張
生まれつき、または胎内での姿勢などの影響で
首や背中の筋肉に緊張がある場合があります。
5.発達段階
寝返りやずり這いなど
次の発達段階に向けて体を動かそうと
しているサインである可能性も。

6.抱っこ紐との相性
使用している抱っこ紐が赤ちゃんの体に
合っていない場合、無理な姿勢になり
反り返りを引き起こすことがあります。
月齢別の対処法
赤ちゃんの成長に合わせたケア
赤ちゃんの反り返りの原因は
月齢によっても異なることがあります。
それぞれの時期に
合わせた対処法を見ていきましょう。
新生児期(生後0~1ヶ月頃)
・生理的な反り返りを考慮
過度に心配せず
赤ちゃんの様子を観察しましょう。
・快適な環境づくり
室温や衣類に気を配り
静かで落ち着いた環境で抱っこしましょう。

・優しいタッチ
優しく包み込むように抱っこし
安心感を与えましょう。
・授乳後の注意
授乳後すぐはゲップをしっかりさせてから
少し時間を置いて抱っこしましょう。
生後2~3ヶ月頃
・不快感のチェック
暑さ、寒さ、お腹の張りなどを確認し
原因を取り除いてあげましょう。
・姿勢の見直し
まんまる抱っこの基本を再確認し、赤ちゃんの
体が安定するように意識しましょう。
・ベビーマッサージ
赤ちゃんの体を優しくマッサージすることで
筋肉の緊張を和らげることができます。

・遊びを取り入れる
仰向けで手足をバタバタさせる遊びなどを
促し、全身の筋肉をほぐしましょう。
生後4ヶ月以降
・発達のサインかも
寝返りや体の動きが活発になってくる時期なので
発達の一環である可能性も考慮しましょう。
・遊びの工夫
うつ伏せで遊ぶ時間(タミータイム)を増やし
首や背中の筋肉を鍛えましょう。

・抱っこ紐の見直し
抱っこ紐を使用している場合は
赤ちゃんの体格に合ったものを選び
正しい装着方法を再確認しましょう。
・専門家への相談
反り返りが続く場合や
他に気になる症状がある場合は
小児科医やベビーケアなどの専門家に
相談してみましょう。
抱っこ紐での反り返り対策
選び方と使い方
抱っこ紐を使用する際に
赤ちゃんが反り返ってしまう場合
以下の点を見直してみましょう。
1.抱っこ紐の選び方
・赤ちゃんの体格に合ったものを選ぶ
サイズ調整が可能で、赤ちゃんの背骨の
自然なカーブを保てるものを選びましょう。
・腰ベルトがしっかりしているものを選ぶ
ママやパパの負担を軽減するだけでなく
赤ちゃんの姿勢安定にも繋がります。
・通気性の良い素材を選ぶ
赤ちゃんが快適に過ごせるように
素材にも注目しましょう。
2.抱っこ紐の使い方
・正しい装着方法をマスターする
取扱説明書をよく読み
赤ちゃんが無理な姿勢に
ならないように正しく装着しましょう。
・赤ちゃんの足の位置を確認する
赤ちゃんの股関節が開いて
M字型になるのが理想的な姿勢です。

・背中が丸まっているか確認する
赤ちゃんの背中がCカーブになっているか、首が
しっかりと支えられているかを確認しましょう。
・きつすぎず、ゆるすぎない
赤ちゃんが苦しくない程度の
適切な締め具合で装着しましょう。
・インサートの活用
新生児期など、まだ体の小さい時期には
専用のインサートを使用することで
より安定した姿勢を保てます。
3.抱っこ紐以外の選択肢
スリングなど、他の種類の抱っこ紐も
試してみるのも一つの方法です。

産後ケア専門家からのアドバイス
まんまる抱っこで赤ちゃんが反り返る場合
まずは焦らずに赤ちゃんの様子を観察し
原因を探ってみましょう。
多くの場合、成長の過程や
環境要因による一時的なものです。
しかし、もし反り返りが頻繁に起こる
または程度が強いと感じる場合は
無理に抱っこを続けず、専門家
(小児科医、助産師、ベビーケア専門家など)に
相談することをおすすめします。

産後ケア専門サロン~Momの休日~では
赤ちゃんの抱っこや反り返りに関する
ご相談やケアも承っております。
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、まんまる抱っこで
赤ちゃんが反り返る原因から
月齢別の対処法
抱っこ紐での対策までを解説しました。
- 赤ちゃんの反り返りには、生理的なもの
環境、姿勢、発達など
様々な原因が考えられる。 - 月齢によって適切な対処法は異なるため
赤ちゃんの成長に合わせたケアが大切。 - 抱っこ紐を選ぶ際や使用する際には
赤ちゃんの体格や姿勢に注意が必要。 - 不安な場合は、専門家への
相談をためらわないこと。

赤ちゃんとママ・パパが、安心できる
心地よい抱っこで、笑顔の時間を
たくさん過ごせるよう、心から応援しています。