パパへ
ワンオペ育児ってことばを知ってますか?
「ワンオペ」とは、one operation(ワンオペレーション)の略称です。
深夜、人手不足でアルバイト一人で作業・労働を行うことになりがちな某牛丼チェーン店の過酷な労働体制を揶揄して使われるようになりました。
ワンオペ労働ということばが生まれてから、
妻が夫の手を借りず、あるいは借りることができずに
1人で育児をおこなうことを「ワンオペ育児」
と呼ぶようになりました。
とはいえ、パパも仕事でクタクタになって帰ってきた後で・・・育児は大変ですよね。ですが、実際「ワンオペ育児」が原因で離婚する夫婦も少なくありません。
悪いのはパパではなく、日本の労働時間や労働環境かもしれません。
日本人は、フランス人の
1.5倍以上働いているって
ご存知ですか?
そんな状況で、帰宅してから育児を手伝うのは大変です。だって、身体的負担・精神的負担が大きすぎて育児までとても手が回るわけないじゃないですか?
と思っているパパもいるかもしれません。
でも、仕事で疲れてしまって手伝えないのかもしれません。
他には、日本社会の昭和的な価値観もあります。
平成25年に発表された内閣調査によると、「家庭での育児や家事を夫と妻のどちらがおこなうべきか」という問いに対し、「基本的に妻の役割であり、夫はそれを手伝う程度」と回答した男性が39.6%、「妻の役割である」と回答した男性が15.7%を占める結果となりました。
半分以上の男性は、育児や家事について
「妻が主体となっておこなうもの」という認識をもっているわけです。
そして、ママが望んでいる手伝って欲しいことと、パパが手伝っていることにズレもあります。ママの望んでることって、「ご飯を作って欲しい」、「掃除をしてほしい」、「おむつを替えて欲しい」んじゃないんです。
ママはこれを望んでいるんです。
休日に子供を屋外へ遊びに連れていく
普段子供の話しや遊び相手をする
子供を入浴させる
子供といっしょにただテレビを見ているだけだったり、いっしょに遊んでいるつもりでもスマホを見て子どもを見ていなかったり、といった行動がママのストレスをためていくんです。
『育児』と一言で片づけるのは簡単ですが、
実際は身体的にも精神的にも負担が大きい仕事が山積みです。
ママがひとりでワンオペ育児をつづけているとどうなるでしょうか?
もし、自分に置き換えてみたら相手に対して不満も溜まってきそうに思いませんか?
確かにそうですよね。
大切なのは、お互いに歩み寄って、お互いを労うことが必要
だと思うんです。
そんなとき、あなたから少し歩み寄ることができたら、お互いの関係は良くなるかもしれません。
そうしたことを考えたとき、ママが自分自身をケアする時間やストレスを発散できる時間をつくってあげてもいいと思いませんか?
ママがしたいことに快く賛成し、
「子供は大丈夫だから楽しんで来て」と気持ちよく送り出してあげませんか?
それだけで、ママは上機嫌。
ママからの好感度はUPし、
ママ友にも自慢のパートナー。
ましてや、ママが病気で長期入院になってしまったり、産後鬱や育児ノイローゼになってしまったら、家族の幸せな生活は一変するでしょう。
そんなことにならないために、
常日頃からママを気遣ってあげてもいいのでは?
ときどきプレゼントを買って帰ったり、たまにお出かけしたいというときは、
快く送り出すことで、ママのストレスを解消してあげましょう。