最近、私のサロンでは「しびれ」がなかなか改善しないママさんが来院されます。
朝起きてしびれていると、それだけで朝から憂鬱です。
コンタクトレンズもうまく洗浄できないし、
スマホも操作しづらいし、
指がしびれているだけで、普段の日常生活が煩わしいですよね〜
「しびれ」の原因はたくさんあるのですが、
今回は産後のマイナートラブルの1つでもある「むくみ」を中心にご紹介します。
そもそも、「むくみ」とは!?
カラダの中の水分が異常に増えた状態(医療用語:浮腫ふしゅ)のことをいいます。
実は、妊娠中と産後では原因が全く違ってきます。
【妊娠中】
主に2つの原因があります。
・血液の量が増える(血液量は妊娠前の1.5倍程)ことやホルモンの影響により
体の中の水分と血液のバランスが崩れることで起こる。
・お腹が大きくなり下半身の血流が悪くなることで起こる。
【産後】
出産によって失われた大量の水分を補おうとして過剰に水分を溜め込んでしまい、
授乳によっても水分が奪われるため、水分量のバランスが崩れることでむくみが起こりやすくなります。
その他、骨盤の歪みや、運動不足、睡眠不足、疲れなどによる血行不良もむくみの原因となります。
身体がむくむと水分を控えた方が良いのでは?と思いがちです。
しかし、これは間違いです。
水分を摂らないと腎臓や膀胱に負担がかかり、むくみの症状が悪化してしまうのです。
また母乳を作るためには水分が必要です。
むくみの予防・解消のためはもちろん、赤ちゃんに良質な母乳を
届けるためにも産後はこまめな水分補給を心がけてほしいです。
むくみ対策
・寝た状態で、つま先を伸ばしたり曲げたりして、ふくらはぎの筋肉を動かす←重要
・寝る時は、足を高くして寝る。
・着圧ソックスを履いて寝る。
・こまめな水分摂取←重要
・立った状態で、つま先立ちを繰り返す(ゆっくり20回目安)
・股関節周りのストレッチをする。
・寝る時は、足を高くして寝る。
・着圧ソックスを履いて寝る。
・こまめな水分摂取←重要
育児姿勢もむくみの原因に、、、
いつも同じ抱き方をしていたり背中を丸めた状態で授乳をしていると、
身体に負担がかかって血流が悪くなり、むくみの原因になります。
授乳の度に体勢を変えてみたり、授乳クッションで高さを出すことで負担を軽くできます。
育児姿勢のアドバイスもしっかりさせていただきます。
食事も大切です。
産後のカラダは栄養が枯渇状態なんです。
バランスがとれた食事を心がけましょう。
ちなみに、納豆、アボカド、海藻類、バナナ、柿などは、カリウムが豊富に含まれているので、
むくみ改善には効果的です。
最後に
妊娠するまで、むくまなかった人が産後むくみに悩まされるというケースもあります。
産後悪化する前に相談ください。