妊娠は女性にとって人生の一大イベント。
その過程で私たちの体は
驚くべき変化を遂げますが、喜びの裏で
「あれ?なんだか体が辛いな…」
と感じることはありませんか?
特に、妊娠初期から
活発に分泌され、出産後も影響を及ぼす
「リラキシン」というホルモンは
見過ごされがちながら
私たちママの体に大きな影響を与えています。

このリラキシンが
特に40代で2人目のお子さんを
妊娠している方にとっては
予期せぬ体の不調や
痛みの原因となることが少なくありません。
「どうして私だけこんなに辛いの?」
そう感じているあなたへ
決して一人ではありません。
リラキシンの影響を理解し
賢く乗り越えるための
ヒントを一緒に見ていきましょう。
ママの体を「緩ませる」リラキシンって何?
リラキシンは、赤ちゃんが
スムーズに産道を通り抜けられるよう
骨盤の靭帯や関節を
柔軟にするために不可欠なホルモンです。

これは出産に向けた体の素晴らしい準備。
でも、この「緩み」が、私たちの体に
思わぬ影響を及ぼすことがあります。
- 不安定な体、増える負担
靭帯が緩むと
体の中心である骨盤が不安定になり
これまで無意識にできていた姿勢の維持や
バランスを取る動作が難しくなります。
重心が変わることで
歩き方や立ち方にも変化が… - 「あれ、いつもと違う?」関節の痛み
骨盤だけでなく、股関節や膝関節など、全身の
関節の靭帯にもリラキシンは影響します。
そのため、ちょっとした動きでも
関節に過剰な負荷がかかり
これまで感じたことのない
痛みが生じることがあるんです。
- 頑張りすぎる筋肉、そして疲労
不安定になった体を支えようと、周りの筋肉が
知らず知らずのうちに過剰に働きます。
これは体を守ろうとする自然な反応ですが
結果的に特定の筋肉に負担が集中し、慢性的な
筋肉疲労やコリへと繋がってしまいます。
「どうして私だけ?」具体的な症状とその深掘り
多くのママが経験するリラキシンの影響。
特に辛いと声が上がる症状と
その背景にある体の変化を見ていきましょう。
1.「腰が、股関節が、悲鳴を上げてる!」
腰痛・股関節痛の悪化
骨盤の関節が緩むことで
少しのズレや不安定さが強い痛みを生みます。
寝返りを打つたびに激痛が走ったり
座っているだけで辛くなったり…

3人目の妊娠では
過去の出産で骨盤に蓄積された負担が
今回さらに表面化してしまう
ケースが少なくありません。
「もう無理…」
そう思ってしまうほど
辛い日もあるかもしれませんね。

40代での妊娠は、若い頃と比べて
筋力や関節の柔軟性が自然と低下しています。
そこにリラキシンが加わることで
まるで若い頃の妊娠の痛みが
何倍にもなって襲ってくるような感覚に
陥る方もいらっしゃるでしょう。
「まさか、私が?」尿漏れ
(腹圧性尿失禁)
リラキシンは、排泄をコントロールする大切な
骨盤底筋群を支える靭帯や筋膜も緩ませます。
これにより、咳やくしゃみ、笑った時
重い物を持った時など
お腹に力がかかった瞬間に
「あっ…」
と尿が漏れてしまうことがあります。

「人には言えないけど、本当に困る…」
そう感じているママはたくさんいます。
外出が億劫になったり
好きな服が着られなくなったりと
身体的な不快感だけでなく
精神的なストレスも大きい症状です。
「体型が、元に戻らない…」
骨盤の歪みと体型の恒久的な変化
リラキシンで骨盤が緩んだ状態のまま
日々の生活で偏った座り方や
立ち方を続けていると
骨盤が左右非対称に歪んだり
ねじれたりしやすくなります。
この歪みが、出産後も固定されてしまうと
体型が元に戻りにくくなる原因に…

「下半身が大きくなった気がする」
「なんだかお腹がぽっこり…」
と鏡を見て落ち込むこともあるかもしれません。
これは単なる見た目の問題だけでなく
慢性的な腰痛や肩こりなど
全身の不調に繋がる可能性もあるんです。
リアルな声:ある41歳ママの壮絶な妊娠・出産・産後
ここで、実際に41歳で3人目を
妊娠されたある女性の体験談をご紹介します。
彼女のリアルな声は
多くのママの共感を呼ぶでしょう。

- 妊娠6週目
「まだつわりも本格的じゃないのに
股関節と下腹部にチクチクとした不快感が…
気のせいかなって思ったけど、過去2回の
妊娠ではこんなに早く感じたことなかったな。」
- 妊娠8週目
「下腹部痛が頻繁になって
歩くたびに股関節に電気が走るみたいに痛む。
まるで股関節が外れそうな感覚で
駅までの通勤も一苦労。
周りの視線も気になって
なんだか申し訳ない気持ちになった。」
- 妊娠10週目
「痛みが本当にピークに。
夜中に寝返りを打つだけで激痛が走って
何度も目が覚めてしまう。
日中もまともに歩けないから
家の中を壁伝いに移動する日々。
トイレに行くことすら一大イベントで
いきむたびに股関節が悲鳴を上げて
冷や汗が止まらなかった…」

- 妊娠中期以降
「腰から足の裏にかけて
電気が走るような坐骨神経痛まで加わって
立っているのも座っているのもつらい。
どの姿勢も楽じゃないから
もう泣きたくなった。
それに、咳やくしゃみをするたびに
尿漏れが止まらなくて
替えの下着が手放せない。
もう、このまま出産まで
耐えられるのかなって
精神的にも本当に追い詰められたの…」
そして、出産後も彼女の苦悩は続きました。
- 出産後
「無事に出産を終えて
一時的に痛みは和らいだけど
骨盤の不安定感と尿漏れは相変わらず。
特に赤ちゃんを抱っこすると
腰がギクシャクするし、鏡を見るたびに
『元の自分に戻れるのかな』
って落ち込むことが増えたの。」

この体験談は
リラキシンの影響がいかに深刻で
妊娠初期から出産そして産後まで
長く続く可能性があるかを示しています。
産後も続く「リラキシン」の影響と骨盤の緩み:見過ごされがちな回復期
「出産を終えれば、もう解放される!」
そう思っていませんか?
実は、リラキシンは出産後も
しばらくの間、体内に残存し
その影響は産後数ヶ月間続くと言われています。
この時期の骨盤は
まだ靭帯が緩んだ不安定な状態にあるため
産後のケアが非常に重要なんです。

産後に「あれ?」と感じる体のトラブル
リラキシンの影響が残る産後は
以下のようなトラブルが発生しやすい時期です。
- 「腰が…」「股関節が…」慢性的な痛み
出産で骨盤が大きく開いた後
靭帯が完全に回復する前に始まる怒涛の育児。
抱っこ、授乳、おむつ替え…
前かがみの姿勢が続くことで
骨盤や腰に大きな負担がかかり、慢性的な
痛みに悩まされるママが本当に多いんです。
- 「まだ漏れるの?」尿漏れの継続・悪化
妊娠中に尿漏れを経験した方は
産後もその症状が続く
あるいは悪化することが。
出産時に骨盤底筋群に
大きなダメージを受けると
リラキシンの緩める作用と相まって
より深刻な尿失禁に繋がることがあります。
- 「私、O脚になった…?」
体型の崩れとO脚の悪化
骨盤が不安定なまま
無意識のうちに姿勢が悪くなったり
片側に体重をかけて抱っこしたりすることで
骨盤の歪みが定着しやすくなります。
その結果、O脚が進んだり
下半身のバランスが崩れ
「お尻が大きく見える」
「下腹部がぽっこり出る」
といった体型の変化に悩むことも。

- 「そこが痛いの!?」
恥骨結合離開やその他の関節痛
稀に、恥骨結合が大きく開いてしまい
起き上がったり歩いたりする際に
激痛が走る「恥骨結合離開」という症状も。
また、全身の靭帯にも影響があるため
赤ちゃんのお世話で
酷使する手首の腱鞘炎や膝の痛みなど
妊娠中とは異なる部位に
痛みを感じることもあります。
産後こそ「骨盤ケア」が重要なんです!
産後の骨盤ケアは、単なる
体型戻しのためだけではありません。
将来にわたる女性の健康と
笑顔で育児を楽しむために
非常に重要な意味を持っています。

- 骨盤の安定化
リラキシンの影響が残る期間
(特に産後6ヶ月以内が大切!)に
骨盤を正しい位置でサポートし
徐々に安定させることで
上記の様々な痛みを予防・軽減します。
- 骨盤底筋群の回復
出産でダメージを受けた
骨盤底筋群を効果的に回復させることで
尿漏れの改善だけでなく
子宮脱などの将来的なリスクも低減できます。
- 姿勢の改善と体型回復
骨盤が安定することで
正しい姿勢を保ちやすくなり
体型の回復にも繋がります。
これは単なる美容の問題ではなく
全身の筋肉バランスを整え
健康的な身体を取り戻すために
不可欠なことなんです。

リラキシンの影響を乗り越えるための包括的アプローチ
妊娠中から産後にかけて
リラキシンの作用による不調を和らげ
心身ともに快適なマタニティ
育児ライフを送るためには
早期かつ継続的に適切な対策を
講じることが極めて重要です。
決して我慢しないで
頼れるものにはどんどん頼りましょう!
1. 専門家による身体的ケアとサポート
- 骨盤ベルトの正しい使い方
妊娠初期から、お医者さんや助産師さん
理学療法士さんなどの指導を受けて
骨盤ベルトを正しく使いましょう。
過度な緩みを防ぎ
体を安定させるためにとても役立ちます。
自己判断せず、専門家と一緒に
最適な方法を見つけるのがおすすめです。

- マタニティ整体・鍼灸治療
経験豊富な専門家による
マタニティ整体や鍼灸治療は
骨盤の歪みを整え
筋肉の緊張を和らげるのに有効です。
必ず、妊婦さんや産後のママに対応できる
実績のあるところを選んでくださいね。
- 産後の骨盤ケアと骨盤矯正
出産後、リラキシンの影響が残る時期
(特に産後6ヶ月以内が勝負!)に
専門家による骨盤矯正や調整を受けることで
開いた骨盤を正しい位置に戻し
安定を促します。
これが、産後のあらゆる不調を改善し
予防するための鍵となります。

- 理学療法士による個別指導
痛みや尿漏れが続く場合は
理学療法士さんに相談してみましょう。
あなたの体の状態に合わせた姿勢改善や
骨盤底筋群の強化に特化した
エクササイズを教えてもらえます。
セルフケアだけでは難しいことも
プロのサポートがあれば心強いですよ。
2. 自宅でできるセルフケアとライフスタイルの調整
- 姿勢の意識と体幹の活用
立つ、座る、歩く、寝る
赤ちゃんを抱っこする…
すべての動作で、骨盤を意識した
正しい姿勢を心がけてみてください。
抱っこや授乳の時は
クッションなどを活用して
腰や骨盤に負担が
かからない姿勢を工夫しましょう。
意識的に体幹を使うことで
体の安定性がグッと高まります。

- 無理のない範囲での運動
お医者さんと相談しながら
ウォーキングやマタニティヨガ
水中ウォーキングなど
体に負担の少ない運動を
定期的に取り入れましょう。
産後は、産褥期をしっかり終えてから
ゆっくりと体力回復と骨盤の安定を
促すための軽い運動から始めてくださいね。

- 骨盤底筋トレーニングの習慣化
尿漏れ対策として
日々の生活の中に骨盤底筋を意識した
エクササイズを取り入れてみてください。
例えば、排尿中に尿を止めるような感覚で
膣とお尻の穴を「きゅっ」と引き締める動作を
繰り返すだけでも効果があります。
これは妊娠中から産後まで
継続することがとても大切です。
- 休める時に休む!睡眠と休息の確保
体が大きく変化している時期ですから
無理は禁物です。
昼寝を取り入れたり、質の良い睡眠のために
寝具を工夫したりすることも大切。
夜間の授乳などで睡眠が
細切れになることも多いので
パートナーや家族の協力を得て
できる限り休息時間を確保しましょう。

- バランスの取れた食事
骨や筋肉の健康を支えるカルシウムや
タンパク質を意識した食事を心がけましょう。
また、便秘は骨盤底筋に負担をかけるので
食物繊維を豊富に摂ることも忘れずに。
3. 心身の健康への配慮と精神的サポート
- ストレスをためない工夫
体が辛いと、心も疲れてしまいますよね。
好きな音楽を聴く、アロマを焚く
短時間の瞑想をするなど
自分なりのリラックス方法を見つけて
ストレスを溜め込まない
工夫をしてみてください。

- 「助けて」と伝える勇気
自分の体の状態や感じている不調を
パートナーや家族に正直に伝えてみましょう。
家事や育児の分担を見直したり
「手伝ってほしい」
と素直に伝えたりすること
これが何よりも大切です。
- ママ友とつながる
同じ経験をしている他の
妊婦さんやママ友と情報交換をしたり
悩みを共有したりすることで
孤独感を和らげ
精神的な支えを得ることができます。
地域の育児サークルや
オンラインコミュニティなども
積極的に活用してみるのも良いでしょう。

- 専門家へ相談するのをためらわないで
痛みや不調が続く場合
「なんだか心が辛いな…」
と感じる場合は
我慢せずに産婦人科医、助産師、理学療法士
あるいは心理カウンセラーなど
専門家に相談しましょう。
産後うつなど、精神的な不調は
誰にでも起こりうるものです。
一人で抱え込まず
サポートをためらわないでくださいね。
あなたの辛さに寄り添い
共に解決策を見つけてくれるはずです。

「産後ケア専門サロン〜Momの休日〜」:頑張るママのあなたを全力でサポートします
特に40代での妊娠や
3人目のお子さんとの育児は
体力的な負担だけでなく
時間管理、上の子たちとの関係性
そして精神的なプレッシャーが
想像以上に大きくなるものです。
「産後ケア専門サロンMomの休日」では
そんな頑張るお母様方を対象に、包括的な
カウンセリングサポートを提供しています。
- 心に寄り添う個別カウンセリング
妊娠・育児中に抱える漠然とした不安
具体的な悩み、孤独感など
どんな小さなことでも
安心して話せる安全な場所を提供します。
経験豊富なカウンセラーが、あなたの
気持ちに寄り添い、共に解決策を探ります。

- 実践的な時間管理アドバイス
忙しい毎日の中で
ご自身の休息時間、ご夫婦の時間
そして家族全体の時間をいかに確保するか
具体的な生活設計のアドバイスを行います。
上の子たちのケアと赤ちゃんの世話
そしてご自身の体調管理を両立させるための
ヒントを提供します。
- 身体的ケアと情報提供
リラキシンによる不調への対処法
産後の骨盤ケア、効果的なエクササイズなど
体の変化に合わせた
実践的な情報とアドバイスを提供します。
必要に応じて、信頼できる
医療機関や専門家へのご紹介も行います。

- 育児と仕事の両立支援
妊娠中から産後にかけて
仕事との両立に悩む方も少なくありません。
復職に向けた準備や
育児中のキャリアプランについて
具体的なサポートを行います。
- 産後の心と体のケア
出産はゴールではなく、新たなスタートです。
産後の身体的・精神的な回復
特に産後うつへの予防と早期発見
そして適切なサポートに力を入れています。

全てのお母さんが、妊娠から出産
そして育児の期間を心身ともに健やかに
そして笑顔で過ごせるよう
多角的な視点から全力でサポートします。
一人で抱え込まず、ぜひ私たちにご相談ください。

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より豊かで実り多いものとなるよう
共に歩んでいきましょう。
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産後の痛みや体型崩れなど、
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
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