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タミータイムはいつから?新生児OK・月齢別の目安と嫌がる時のコツ

「タミータイムって、いつから始めていいんですか?」

先日、産後3ヶ月のママさんから、少し困った表情で相談を受けました。

「ネットで調べたら、退院直後からOKって書いてある記事もあれば、生後1ヶ月からって書いてある記事もあって…。首も座ってないのに、うつぶせにさせて大丈夫なのか不安で。」

同じように迷っているママさん、実はとても多いんです。

情報が錯綜する中で、赤ちゃんの発達を大切に考えるママほど、慎重になってしまいます。でも、実はタミータイムの開始時期には世界の小児科医が推奨する明確な答えがあります。

産後ケア専門サロン〜Momの休日〜で毎年1,000回以上の施術を通し、赤ちゃんの発育ケアを専門にしている私が、米国小児科学会の推奨に基づいたタミータイムの正しい始め方・月齢別の目安時間・嫌がる時のコツまで、わかりやすく解説します。

タミータイムとは?世界の小児科医が推奨する理由

タミータイム(Tummy Time)とは、赤ちゃんが起きているときに、大人が見守りながらうつぶせ姿勢で過ごす時間のことを指します。

「tummy(タミー)」は英語で「お腹」を意味し、海外では新生児期から日常的に取り入れられている育児習慣です。日本では「うつぶせ遊び」「腹ばい練習」と呼ばれることもあります。

なぜタミータイムが世界的に推奨されるのか

1994年、米国小児科学会(AAP)が乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のために「寝るときは仰向け(Back to Sleep)」を推奨し、多くの赤ちゃんの命が救われました。

しかし、その結果として今度は別の問題が浮上します。

  • 頭の形のゆがみ(絶壁・斜頭症)の増加
  • 首すわり・寝返り・ハイハイなど運動発達の遅れ
  • 首の筋肉の硬さや向き癖の増加

これを受けて、AAPが強く推奨し始めたのが「寝るときは仰向け、遊ぶときはうつぶせ(Back to Sleep, Tummy to Play)」というスローガンです。

つまり、タミータイムはSIDS予防と発達促進を両立させるために生まれた、世界標準の育児習慣なのです。

タミータイムはいつから?退院直後(新生児期)から始められます

サロンでも一番よく聞かれる質問が、これです。

結論からお伝えすると、タミータイムは「退院直後(生後1週間頃)」から短時間で始められます。

これは私の個人的見解ではなく、米国小児科学会(AAP)の公式推奨であり、世界保健機関(WHO)も同様の見解を示しています。

医学的根拠

Pediatrics誌に掲載された2020年のシステマティックレビュー(Hewitt et al.)では、タミータイムが運動発達の改善斜頭症リスクの低減に有意な効果があると報告されています。この効果は、開始時期が早いほど累積効果が高いとされています。

「首が座ってから」は誤解

「首がしっかり座ってから始めるべき」という説を耳にすることがありますが、これは正確ではありません。

新生児期はまだ首の筋肉が十分に発達していないので、大人が体の上でしっかり支える形で、1回数十秒から始めるのが正解です。「首を鍛えるために」ではなく、「日常の姿勢バランスを整えるために」新生児期からタミータイムを行うのが、AAP推奨の考え方です。

焦らなくていいけれど、始める価値はあります

とはいえ、「今日から始めなきゃ!」と焦る必要もありません。

大切なのは、ママやパパの心に少し余裕があるとき赤ちゃんの機嫌が良いときを選んで、遊びの一環として自然に取り入れること。継続することが、時期の早さよりも大切です。

月齢別・タミータイムの時間の目安

AAPの推奨をベースに、月齢別の目安をまとめました。

月齢1回あたりの時間1日の合計目安ポイント
新生児〜生後1ヶ月30秒〜1分2〜5分程度大人の胸の上から開始
生後1〜2ヶ月1〜3分10〜15分硬めの床で少しずつ
生後2〜3ヶ月3〜5分15〜30分おもちゃで注意を引く
生後3〜4ヶ月5〜10分30〜40分顔を上げる練習が主に
生後6ヶ月以降10〜30分60分以上ハイハイ準備期

あくまで目安なので、赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。「量」より「毎日続ける」ことを優先しましょう。

1日のスケジュール例(生後2〜3ヶ月)

  • 朝の授乳から30分後 → 3分
  • 午前中のおむつ替え後 → 3分
  • お昼寝前 → 3分
  • 夕方の機嫌が良い時間 → 5分

授乳直後は避けるのがポイント。満腹の状態でうつぶせにすると吐き戻ししやすくなります。

新生児期の正しいやり方(4つの手順)

新生児期は、いきなり床の上でうつぶせにする必要はありません。大人の体の上から始めるのが安全で、赤ちゃんも安心します。

手順1:胸の上でのタミータイム

ママやパパが少し体を後ろに倒して座り、赤ちゃんを胸の上にうつぶせにします。

赤ちゃんはママの心臓の音を聞きながら、安心感の中でうつぶせ姿勢に慣れていきます。目線を合わせて優しく話しかけると、赤ちゃんも頭を持ち上げようとし始めます。

手順2:硬めの平らな場所で

慣れてきたら、床の上に硬めのプレイマット、または畳の上にバスタオル1枚を敷いて、赤ちゃんをうつぶせにします。

柔らかい布団やクッションはNG。顔が沈み込んで窒息のリスクがあります。

手順3:目線の高さにおもちゃや鏡

赤ちゃんの前におもちゃや鏡を置くと、興味を持って頭を上げようとします。「頭を上げるトレーニング」を強制するのではなく、自然な好奇心を利用するのがコツです。

手順4:ママの声かけと表情

タミータイム中は、必ず赤ちゃんに顔を近づけて、優しく話しかけたり歌ったりしましょう。「見守り」だけでなく「一緒に楽しむ」姿勢が、赤ちゃんの安心感につながります。

タミータイムの5つの効果

タミータイムを続けることで、赤ちゃんの発達にさまざまな良い影響が期待できます。

効果1:首・肩・背中の筋肉が発達

うつぶせ姿勢で頭を持ち上げようとする動作が、首すわり・寝返り・お座り・ハイハイの基礎筋力を作ります。

効果2:頭の形のゆがみを予防・改善

仰向けの時間が長すぎると、後頭部が平らになる絶壁(短頭症)や、片側だけ平らになる斜頭症のリスクが高まります。タミータイムは、後頭部が地面から解放される時間を作ることで、頭への圧を分散します。

効果3:運動発達がスムーズに

首・肩・体幹の筋肉が発達することで、寝返り・ハイハイ・お座りといった運動発達の順序が整いやすくなるとされています。

効果4:感覚・認知の発達

うつぶせの視点は仰向けの視点と大きく異なります。視野が変わる・床の感触を手で確かめるといった刺激が、視覚・触覚・固有感覚を育て、脳の発達を促します。

効果5:親子の愛着形成(ボンディング)

タミータイムは、ママやパパと赤ちゃんが目を合わせ、触れ合う絶好の機会です。特に胸の上でのタミータイムは、赤ちゃんに深い安心感を与え、親子の絆を育みます。

赤ちゃんが嫌がる時の5つのコツ

「うつぶせにするとすぐ泣く」「嫌がって全然続けられない」というお悩みは、サロンでも本当によく聞きます。

でも、諦める必要はありません。ちょっとした工夫で赤ちゃんの反応が変わります。

コツ1:機嫌の良い時間を狙う

授乳後30分〜1時間、おむつ替え後、お昼寝から起きた直後など、赤ちゃんが最もご機嫌な時間帯を選びましょう。眠い時や空腹時は成功率が下がります。

コツ2:大人の胸の上から始め直す

床でのタミータイムが苦手な赤ちゃんは、もう一度胸の上に戻して、安心感を取り戻すのが有効です。慣れてきたら再び床で挑戦します。

コツ3:おもちゃ・鏡・スマホの画像を活用

赤ちゃんの視界に興味を引くものを置くと、頭を持ち上げようとするモチベーションが生まれます。動くおもちゃや鏡は特に効果的です。

コツ4:短くても毎日、を積み上げる

30秒×5回でも、5分×1回より効果的なことがあります。1日の合計時間より、毎日の習慣化を優先しましょう。

コツ5:反り返りが強い赤ちゃんは、姿勢のサインかも

極端に嫌がる、反り返りが強い、片側にしか顔を向けないなどのサインがある場合、それは「わがまま」ではなく体の使い方のクセが関係している可能性があります。

こうした場合は、赤ちゃん整体で体のバランスを整えると、タミータイムも楽しめるようになるケースが多くあります。詳しくは【赤ちゃんの反り返り】効果的な対策6選もあわせてご覧ください。

安全に行うための5つの注意点

タミータイムは効果の高い育児習慣ですが、安全面を守ることが何より大切です。

注意1:必ず「起きている時間」に

タミータイムは、赤ちゃんがしっかり目覚めている時間に行います。うつぶせのまま眠ってしまうと、SIDSのリスクが急上昇します。眠そうなサインが出たら即座に仰向けに戻してください。

注意2:必ず大人が見守る

「ながらタミータイム」は絶対に避けてください。家事をしながら、スマホを見ながら、他のお子さんの世話をしながらの見守りは、事故のリスクを大きく高めます。

タミータイム中は、大人の目線が赤ちゃんから離れない状態を必ず作ってください。

注意3:硬めの平らな場所で

柔らかい布団・ソファ・クッション・タオルの重ね敷きはNG。顔が沈み込んで窒息のリスクがあります。プレイマット、または畳の上にバスタオル1枚が理想です。

注意4:授乳直後は避ける

授乳直後は、うつぶせで胃が圧迫されて吐き戻しが起こりやすくなります。授乳後30分〜1時間程度は時間を空けましょう。

注意5:嫌がるサインを見逃さない

顔を左右に激しく振る、泣き続ける、呼吸が苦しそう、顔色が変わるなどのサインが出たら、すぐに仰向けに戻してください。「もう少し頑張らせよう」は禁物です。

こんな時は専門家に相談を

タミータイムを続ける中で、以下のようなサインが気になる場合は、専門家への相談をおすすめします。

  • 左右どちらか一方にしか顔を向けない(向き癖)
  • 反り返りが極端に強い
  • 月齢の割に頭のコントロールが弱い
  • どうしてもうつぶせを嫌がる
  • 後頭部の平らさや左右差が気になる

これらは、筋肉の緊張バランスや骨格のクセが関係している可能性があります。放置すると、寝返り・ハイハイ・お座りといった次の発達ステップにも影響することがあります。

Momの休日の赤ちゃん発育ケア

産後ケア専門サロン〜Momの休日〜では、国家資格を持つ柔道整復師が、赤ちゃんの体の歪み・筋肉の緊張・姿勢バランスを丁寧に整えるベビー整体を提供しています。

  • ベビー整体・赤ちゃん整体:体の歪みと筋緊張を整える(反り返り・向き癖・便秘・ずりばいできないなど)
  • 抱っこ指導:正しい抱っこ・まんまる抱っこの実演指導
  • 育児相談:授乳・寝かしつけ・発達など、ママの疑問に専門家がお答えします
  • 無料託児:保育士資格を持つあかり先生が、上のお子さんも安心してお預かり

名古屋市瑞穂区を中心に、緑区・天白区・南区・港区からも多くのママさんが通われています。

Google口コミ117件・★5満点評価をいただいており、卒業ママさんの声は公式サイトでご覧いただけます。

まとめ

タミータイムは、退院直後(新生児期)から始められる、世界標準の育児習慣です。

大切なポイント:

  • 開始時期は「退院直後(生後1週間頃)」から短時間で
  • 月齢に応じて時間を段階的に増やす
  • ママの心の余裕・赤ちゃんの機嫌を最優先
  • 「量」より「毎日続ける」ことが効果を生む
  • 反り返り・向き癖など気になるサインは早めに専門家へ

赤ちゃんの発達には、適切な時期の適切な刺激が大切です。今日から、まずは大人の胸の上で30秒からで大丈夫。無理せず、楽しく続けていきましょう。

もし気になる姿勢のクセや発達のご相談があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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