~赤ちゃんの成長でよくあるお悩み解決~
育児中のママさんからよく聞かれるお悩み。
「うちの子、反り返りが強くて抱っこしにくい…」
「片方しか寝返りしないけど大丈夫?」
「うつぶせ遊び、すぐに泣いちゃうんです…」
など…
赤ちゃんの成長に関する不安は尽きませんよね。
せっかく気付いた赤ちゃんのその様子
そのままやり過ごさないで欲しいのです。
今回は、赤ちゃんの成長においてとても大切な
「ハイハイ」をテーマによくあるお悩みと
その解決策を専門家の視点から解説します。
ママからよく聞かれるお悩み
子育て中のママさんから赤ちゃんの成長について
以下のようなお悩みをよく相談されます。

- 反り返りが強くて抱っこしても落ち着かない
- 片側だけの寝返りだけど大丈夫かな
- うつぶせ遊びが嫌いなのかすぐ泣いてしまう
- お座りは練習が必要?
- もうすぐ1歳なのにハイハイしようとしない
このような悩みを最近よく相談されます。
今日のテーマ
「ハイハイが大事」な
本当の理由知っていますか?
今、ハイハイに限らず
赤ちゃんの運動不足が深刻化しています。
「赤ちゃんの運動不足」と聞いて
どのようなイメージを持たれましたか?
「運動」とは、体を動かすこと。

では、「赤ちゃんの運動」とは
どういうものでしょう?
泣いたり、寝返りしたり
ハイハイしたり、つかまり立ちしたり…
赤ちゃんが日常見せてくれるそのしぐさ・動きは
すべて「運動」なのです。
その「運動」そのものが、成長なのです。
ということは…
運動不足は赤ちゃんの成長に影響が出そう
ということは想像できますよね。
では、具体的にどんなことが起こるのでしょうか?
ハイハイをしないとどうなる?
患者様の体験談
当サロンに通って下さる患者さんのお子様は
ハイハイを飛ばして立っていました。

なんとなくこの事にママさんは違和感を持ち
お医者さん、保育士さん、助産師さん
などに相談しました。
返ってきた答えは、ほぼ皆さん同じです。
「個人差があるし
他の事はできているので個性だと思う」
「ハイハイしない子も、寝返りしない子も
ちゃんと立って歩けるようになるから大丈夫」
というものでした。
一人目は、そのままハイハイをしないまま
立って歩くようになり
猫背でよく転ぶようになっていました。
そして、転ぶときに自分自身の体を手で支える事が
できずに顔や頭によくケガをしていたそうです。
二人目の子どもは、しっかりハイハイをしてから
立って歩いたのですが、姿勢もよく
手足はケガをしても顔や頭にケガをすることは
ほとんどありませんでした。

三人目の子どもは、立って歩くまでに
経験してほしい体の動きを順番通りに
寝返りも左右差なく、ハイハイの期間も
できるだけ長くできるようにと
歩行が始まってからは樹の根っこや
不揃いな石が沢山ある公園や不整地でも
安定した姿勢で
しっかり足を上げて歩いています。
平らでないところを歩いたり走ったりする中で
上手に身を守る転び方をしています。
ハイハイをしなくても歩けるようになりますが
顔から転んでしまうのは怖いです。
つまづいた時に、踏ん張れる方がいいですし
同じ転ぶのでも、手がしっかりつけると
頭や顔に大きなケガをしないですみますよね。
猫背や反り腰を、成長していく過程で
直していくことはできなくはありませんが
それはとても大変ですし、時間もかかります。

座っている姿勢がしんどいことで
集中して学習に取り組めなかったり
走ったり歩いたりするとすぐに
疲れてしまったり
肩こりや腰痛になると辛いです。
子どもには元気に遊び、飛び回り
勉強もスポーツも楽しんで欲しいですから
やっぱり自然に
自分で自分の体を守る動きが
できると安心です。
ハイハイが大事なことは
知られてきたけれど…
最近は、ハイハイをしない子が
増えていることがメディア・育児書などで
取り上げられることが多くなり
- うつ伏せあそびが大事
- ハイハイはなるべく長くしたほうが良いらしい
など…
お母さんの中に
「うつぶせや、ハイハイは大事」
という認識が高まってきているようです。

しかし…
- なぜ、うつ伏せあそびが大事なのか?
- なぜ、ハイハイしないのか?
- 発達を飛ばしてしまうと
どんなことが起きるのか? - 発達を経験するにはどうすればいいのか?
それはあまり知られていないように思います。
赤ちゃんの運動発達は
つながりが大事
赤ちゃんの運動発達において、これだけ
やっておけばいいというものはありません。
赤ちゃんの運動は、つながりが大事

仰向け姿勢で自分の足で遊べること
うつ伏せ姿勢で体を支える事ができることなど
一見ハイハイに関係がなさそうな
赤ちゃんの「今」の動きも
赤ちゃんが育つために必要な運動なのです。
ママのお悩みに共感!
改善策をご紹介
さて、冒頭でご紹介したママさんから
よくあるお悩み。
実は、赤ちゃんの運動発達の視点から考えると
それぞれにつながりがあることが分かります。
- 反り返りが強くて
抱っこしても落ち着かない
反り返りが強い赤ちゃんは、うつぶせ姿勢で
体を支えることが苦手な場合があります。
うつぶせで遊ぶ時間を少しずつ増やし
体を支える練習をすることで
改善されることがあります。 - 片側だけの寝返りだけど大丈夫?
寝返りの左右差は、体の使い方の
偏りが原因であることが多いです。
偏った使い方を続けると、その後の
運動発達に影響が出る可能性があるので
遊びの中でバランスよく
体を動かすことを意識しましょう。 - うつぶせ遊びが嫌いなようで
すぐ泣いてしまう
うつぶせ姿勢が苦手な赤ちゃんは
無理強いせず
少しずつ慣れさせることが大切です。
楽しいおもちゃを目の前に置いたり
ママが一緒に寝転んで遊んだりする中で
うつぶせへの抵抗感を減らしていきましょう。 - お座りは練習させた方がいいのかな?
お座りは、赤ちゃんが自分でできるように
なるのを待つのが基本です。
無理に練習させると、姿勢が悪くなるなど
かえって体の負担になることがあります。 - もうすぐ1歳ですが
ハイハイしようとしないです
ハイハイをしない原因は様々ですが
うつぶせ遊びの不足や
床の材質などが影響していることもあります。
赤ちゃんがハイハイしやすい環境を整え
促してあげることが大切です。
まとめ
赤ちゃんの成長は、一つ一つの
運動がつながって発達していきます。
もし、赤ちゃんの成長について
気になることがあれば
専門家に相談することも一つの方法です。

当サロン産後ケア専門サロン「Momの休日」も
赤ちゃんの健やかな成長をサポートする
赤ちゃん発育ケアを行っています。
ここまで読んで
「うちの子、なかなかハイハイしない…」
と、かえって不安になってしまったママも
いらっしゃるかもしれません。
でも、どうか一人で悩まないでください。
赤ちゃんがハイハイをしない
あるいはしづらいのには
反り返りが強い
体の片方が硬い
など、その子なりの
理由が隠れていることがほとんどです。
それは、赤ちゃんの体からの
「ちょっと手伝って!」というサイン。

私たち産後ケア専門サロン「Momの休日」では
丁寧にカウンセリングしたうえで
ご家庭でできる簡単なケアをお伝えしたり
楽しく優しいタッチで施術をいたします。
お悩みの方は
ぜひ一度当サロンにご相談ください。
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