帝王切開での出産から3ヶ月…
育児にも少し慣れてきた頃なのに
傷跡がズキズキと痛んだり
下着が擦れて気になったり
お腹の皮膚が引きつるような感覚があったり…
「3ヶ月も経つのに、この痛みはいつまで続くの?」
「他の人はもう痛くないのかな?」
そんな不安を感じていませんか?

産後の体の回復には個人差がありますが
3ヶ月経っても続くその痛み
もしかしたら単なる
「傷の治り」の問題だけではないかもしれません。
その原因、実は「癒着(ゆちゃく)」
が深く関係している可能性があります。
この記事では、産後ケアの専門家である私が
帝王切開の傷の痛みが長引く原因と
その重要なキーワードである「癒着」
そしてご自宅でできる
ケアについて詳しく解説します。
目次
- はじめに:「いつまで痛い?」帝王切開ママの共通の悩み
- 産後3ヶ月の痛みは普通?「傷の治り」のプロセス
- 長引く痛みの隠れた原因。それは「癒着」かもしれない
- 癒着だけじゃない!痛みを長引かせる他の要因
- ケアを始める前に:こんな症状は要注意!
- 自分でできる!帝王切開の傷、3ヶ月からのセルフケア
- 専門家による根本アプローチ:「産後ケア専門サロン Momの休日」
- まとめ:傷の痛みを諦めず、快適な毎日を取り戻そう!
1. はじめに:「いつまで痛い?」帝王切開ママの共通の悩み
帝王切開は、赤ちゃんを
安全に出産するための立派な医療行為です。
しかし、お腹を切開するため
産後の回復には時間がかかり
様々なマイナートラブルが伴います。

中でも、長引く傷の痛みは
日常生活や育児の妨げになり
精神的なストレスにも繋がります。
「この痛みと、ずっと
付き合っていくしかないのかな…」
と諦める前に
まずは痛みの原因を正しく知ることが大切です。
2. 産後3ヶ月の痛みは普通?「傷の治り」のプロセス
帝王切開の傷は、皮膚の表面だけでなく
その下の脂肪層、筋膜、腹膜、子宮壁と
多くの層を切開しています。
表面の皮膚の傷は数週間で
綺麗に見えるようになりますが
中の組織が完全に回復するには
数ヶ月から1年以上かかることもあります。

そのため、産後3ヶ月の時点で
- 傷跡がチクチク、ピリピリする
- 天気によって痛みが変わる
- 傷周りの皮膚の感覚が鈍い
または過敏になっている
といった感覚が残っていること自体は
決して珍しいことではありません。
しかし、日常生活に支障が出るほどの強い痛みや
引きつるような痛みが続く場合は
別の原因が考えられます。
3. 長引く痛みの隠れた原因。それは「癒着」かもしれない
長引く帝王切開の傷の痛みの
最大の原因とも言えるのが
「癒着(ゆちゃく)」です。
【癒着とは?】
本来、私たちの体の中では
皮膚、皮下脂肪、筋肉
腹膜、内臓といった組織が
それぞれ独立した層になっていて
スムーズに滑り合うように動いています。
しかし、手術で切開した傷が治る過程で
これらの別々の層が、のりのように
くっついてしまう現象が「癒着」です。

この癒着が起こると…
- 体を動かした時に
皮膚と中の組織が一緒に引っ張られて
引きつるような痛みが出る - 癒着部分の血行が悪くなり、鈍い痛みが続く
- 癒着によって内臓の動きが制限され
便秘や下腹部痛の原因になる
など、様々な不調を引き起こします。
4. 癒着だけじゃない!痛みを長引かせる他の要因
- 傷をかばう「姿勢の癖」と「体の歪み」
無意識にお腹をかばって猫背になったり
前かがみになったりする
姿勢が癖になっていませんか?
その姿勢が骨盤の歪みや
背骨のズレを引き起こし
腰痛や、結果的に傷跡への
負担を増やしている可能性があります。 - 傷周りの「筋肉の緊張」と「血行不良」
体を守ろうとする防御反応で
傷の周りの腹筋や
腰の筋肉が常に緊張している状態も
痛みの原因になります。
筋肉の緊張は血行を悪化させ
回復を遅らせる悪循環に繋がります。

5. ケアを始める前に:こんな症状は要注意!
セルフケアや整体でのケアを始める前に
まずは傷の状態を確認しましょう。
以下のような感染症のサインが見られる場合は
ケアの前に専門的な医療機関の判断が必要です。
- 傷口やその周りに強い赤み、熱感、腫れがある
- 膿(うみ)が出ている
- 痛みがどんどん強くなっている
- 発熱がある
これらの症状がある場合は、まず出産した
産院やかかりつけ医に相談してください。

6. 自分でできる!帝王切開の傷、3ヶ月からのセルフケア
上記の注意点に当てはまらない
長引く痛みや引きつれ感には
セルフケアが有効な場合があります。
- 傷跡のセルフマッサージ
※必ず傷が完全に閉じ
痛みや熱感がないことを確認してから
優しく行いましょう。
- 保湿オイルやクリームを
傷跡とその周りに塗ります。 - 指の腹で、傷跡に沿って
「の」の字を描くように、優しくなでます。 - 傷跡の皮膚を、上下、左右
斜めに、ごく優しく動かします。
皮膚とその下の組織を
滑らせるようなイメージです。 - 痛みや強い違和感があれば
すぐに中止してください。
- 保湿オイルやクリームを
- 深い呼吸(腹式呼吸)
仰向けに寝て、ゆっくりと
深い呼吸をすることで
お腹の中から横隔膜が動き
内臓や腹膜にアプローチできます。
これも立派なインナーマッサージです。
- 傷に負担をかけない体の使い方
起き上がる時は
いきなり上体を起こすのではなく
一度横向きになってから
手を使って起き上がるなど
腹筋に急な負担を
かけない動きを心がけましょう。
7. 専門家による根本アプローチ:「産後ケア専門サロン Momの休日」
「セルフケアだけでは改善が難しい…」
「癒着の状態を見て、専門的なケアをしてほしい」
そんな時は、ぜひ専門家にご相談ください。
名古屋市瑞穂区にある
「産後ケア専門サロン Momの休日」では
帝王切開後の長引く痛みの原因となる
「癒着」や「体の歪み」にアプローチする
専門的なケアを行っています。

産後ケアの専門家である私が…
- 癒着へのソフトなアプローチ
痛みを伴わない、非常に優しい手技で
皮膚や筋膜の癒着を丁寧に剥がしていきます。 - 骨盤・姿勢の矯正
傷をかばうことで生じた体の歪みを整え
根本から痛みの出にくい体を作ります。 - セルフケア指導
あなたの状態に合わせた、安全で効果的な
セルフケアの方法を詳しくお伝えします。
など、一人ひとりの状態に
合わせたオーダーメイドの施術で
つらい痛みの改善をサポートします。
瑞穂区はもちろん、緑区、天白区
南区、港区などからも、多くの帝王切開ママが
ケアを受けに来られています。
託児サービスも完備しておりますので
お子様連れでも安心してお越しいただけます。

8. まとめ:傷の痛みを諦めず、快適な毎日を取り戻そう!
産後3ヶ月経っても続く帝王切開の傷の痛みは
我慢する必要はありません。
「もう治らないかも…」と諦める前に
その原因が「癒着」や「体の歪み」に
ある可能性を考えてみてください。
正しい知識を持って、適切なケアを行えば
体はもっと快適になります。

一人で悩まず、ぜひ一度
「産後ケア専門サロン Momの休日」
にご相談ください。
痛みのない、笑顔の育児ライフを
取り戻すお手伝いをいたします。
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