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【赤ちゃんの頭の形】「そのうち治る」は本当?赤ちゃんケア専門家が解説


「赤ちゃんの頭の形がいびつ…」

「向き癖があって、頭が絶壁になってきた…」

「健診で『そのうち治る』と言われたけど
本当に大丈夫?」

赤ちゃんの頭の形…
特に新生児期から生後数ヶ月の間は
とても柔らかく、変形しやすいものです。

そのため、向き癖や寝かせ方などによって
頭の形が歪んでしまうことがあります。

多くの場合は、成長とともに自然に
改善していくものですが、中には
ケアが必要なケースもあります。

「そのうち治る」という言葉を鵜呑みにして
放置してしまうと
後々後悔することになるかもしれません。

この記事では、赤ちゃんのケアを専門とする私が
赤ちゃんの頭の形が歪む原因
自然に治るケースとそうでないケースの見分け方

そして、自宅でできるケア
専門家によるケアについて詳しく解説します。

目次

  1. はじめに:赤ちゃんの頭の形、なぜ歪むの?
  2. 「そのうち治る」は本当?自然治癒の可能性と限界
  3. 要注意!赤ちゃんの体の緊張と頭の形の関係
  4. 自宅でできる!赤ちゃんの頭の形ケア
  5. 専門家によるケア
  6. まとめ:赤ちゃんの頭の形、気になる場合は専門家へ相談を!

1. はじめに:赤ちゃんの頭の形、なぜ歪むの?

赤ちゃんの頭の骨は
大人と比べて非常に柔らかく
変形しやすいという特徴があります。

これは、赤ちゃんが狭い産道を通って
生まれてくるため、そして、生まれてからの
急激な脳の成長に対応するためです。

赤ちゃんの頭の形が歪む主な原因は
以下の3つです。

  1. 出産時の圧迫
    分娩時に、産道を通る際に
    頭に圧力がかかり、変形することがあります。

    特に、吸引分娩や鉗子分娩の場合は
    頭の形が一時的に変形しやすい傾向が
    あります。
  2. 向き癖
    赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて
    寝ていると、頭の片側だけに圧力がかかり
    平らになったり、左右非対称になったり
    することがあります。
  3. 寝かせ方
    長時間、同じ姿勢で寝かせていると
    頭の形が歪むことがあります。

    特に、硬い布団や枕を使用している場合は
    注意が必要です。

2. 「そのうち治る」は本当?自然治癒の可能性と限界

赤ちゃんの頭の歪みは、軽度であれば
成長とともに自然に改善することがあります。

特に、生後6ヶ月頃までは、頭の骨が柔らかく
頭の成長の変化が大きい時期です。

しかし、以下のような場合は
自然治癒が難しいことがあります。

  • 歪みが強い場合
    頭の歪みが著しい場合は
    自然治癒だけでは改善しないことがあります。
  • 生後12ヶ月以上経過している場合
    頭の骨が徐々に硬くなってくるため
    難しいくなってきます。
  • 向き癖が改善しない場合
    向き癖が改善しないと、常に頭の同じ部分に
    圧力がかかり続け、歪みが悪化する可能性が
    あります。
  • 体の緊張が強い場合
    首や肩、背中などの筋肉が緊張していると
    頭の形が歪みやすくなります。
    (詳しくは次のセクションで解説します)

「そのうち治る」と安易に考えず
赤ちゃんの頭の形をよく観察し、気になる場合は
早めに専門家に相談することが大切です。

3. 要注意!赤ちゃんの体の緊張と頭の形の関係

実は、赤ちゃんの頭の形は
体の緊張とも深く関係しています。

赤ちゃんは、様々な原因で
体に緊張が生じることがあります。

  • 出産時のストレス
    出産は、赤ちゃんにとって大きなストレスです。

    特に、難産だった場合や
    吸引分娩だった場合は
    体に強い緊張が残ることがあります。
  • 子宮内の姿勢
    子宮内での姿勢が
    体の緊張の原因になることがあります。
  • 抱っこの仕方
    抱っこの仕方が悪いと
    赤ちゃんの体に負担がかかり
    緊張が生じることがあります。
  • 寝かせ方
    常に同じ姿勢で寝かせていると
    体の特定の部位に負担がかかり
    緊張が生じることがあります。

体の緊張が強いと、首や肩の筋肉が硬くなり
頭を自由に動かせなくなります。

その結果、いつも同じ方向を向いて
寝るようになり、向き癖が生じ
頭の形が歪んでしまうのです。

また、体の緊張は
頭蓋骨の歪みにも影響を与えます。

頭蓋骨は、複数の骨が組み合わさって
できていますが、赤ちゃんの頭蓋骨は
まだ骨と骨の間に隙間があり、柔らかい状態です。

体の緊張が強いと
この隙間が狭くなったり骨がずれたりして
頭の形が歪んでしまうことがあります。

4. 自宅でできる!
赤ちゃんの頭の形ケア

赤ちゃんの頭の形を整えるために
自宅でできるケアをご紹介します。

  • まんまる抱っこ(Cカーブ抱っこ)
    赤ちゃんがママのお腹の中にいた時のような
    丸い姿勢を保つ抱っこの方法です。

    赤ちゃんの体の緊張を和らげ
    頭の形を整える効果があります。
  • 縦抱き
    赤ちゃんの背中が丸くなるように、しっかりと支えてあげましょう。
    首が座っていない場合は、
    必ず首を支えてください。
  • 横抱き
    赤ちゃんの頭と足が同じ高さになるように
    水平に抱っこしましょう。

    左右交互に抱っこすることで
    向き癖を予防できます。
  • 抱っこ紐
    正しく装着し、赤ちゃんの体重を
    均等に分散させましょう。
  • 向き癖と反対側を向かせる
    赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて
    寝ている場合は、意識的に反対側を
    向かせるようにしましょう。

    タオルやクッションを使って
    体の向きを変えるのも効果的です。
  • 体位変換
    仰向け、横向き、うつ伏せなど
    様々な体勢で寝かせるようにしましょう。

    ただし、うつ伏せ寝は
    SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを
    高める可能性があるため

    必ず保護者の目の届く範囲で行い
    長時間にならないように注意しましょう。

    ※ドーナツ枕の使用は慎重に
  • 左右交互に授乳する
    左右の乳房を均等に吸わせることで
    赤ちゃんの首や肩の筋肉のバランスを整え
    向き癖を予防できます。
  • 授乳クッションを活用する
    授乳クッションを使うことで
    ママの腕や手首の負担を軽減し

    赤ちゃんを正しい姿勢で
    支えることができます。
  • 首のマッサージ
    赤ちゃんの首の後ろや肩を
    優しくマッサージして
    筋肉の緊張をほぐします。
  • 頭のマッサージ
    赤ちゃんの頭全体を
    優しくなでるようにマッサージします。
  • ストレッチ
    赤ちゃんの手足を優しく曲げ伸ばししたり
    股関節を回したりして、体の柔軟性を高めます。

5. 専門家によるケア

「セルフケアだけでは不安…」
「頭の歪みがひどい」
「向き癖がなかなか治らない」

という場合は、専門家によるケアも
検討してみましょう。

  • 小児科医、またはかかりつけ医
    まずは、かかりつけ医に相談し
    頭の形や向き癖の状態を診てもらいましょう。

    必要に応じて、専門の医療機関
    (頭蓋変形外来など)を紹介してもらえます。
  • 整体師
    赤ちゃんの体の歪みを整え
    筋肉の緊張を和らげる施術を行ってくれます。

    ベビー整体や、赤ちゃん整体など
    赤ちゃん専門の施術を行っている
    整体院を選びましょう。
  • ベビーヘルメット療法
    ヘルメット型の装具を用いて
    頭蓋骨の形状を矯正する治療法です。

    適応と診断されれば健康保険が
    適用される場合もあります。

6. まとめ:赤ちゃんの頭の形、気になる場合は専門家へ相談を!

赤ちゃんの頭の形は、成長とともに
自然に改善することもありますが

歪みが強い場合や、体の緊張が強い場合は
自然治癒が難しいこともあります。

「うちの子の頭の形、大丈夫かな…」
「向き癖がひどくて心配…」

そんな悩みをお持ちのママは
ぜひ一度、専門家にご相談ください。

名古屋市瑞穂区にある
「産後ケア専門サロン Momの休日」では

赤ちゃんの頭の形体の緊張のケア
力を入れています。

瑞穂区だけでなく、緑区、天白区、南区
港区など、近隣の区からも多くのママさんが
通われ、効果を実感されています。

  • ベビー整体
    赤ちゃんの体の歪みを整え
    筋肉の緊張を和らげます。
  • 頭蓋仙骨療法
    頭蓋骨の歪みを調整し
    脳脊髄液の循環を促進します。
  • 抱っこ指導
    正しい抱っこの仕方
    まんまる抱っこのコツを、丁寧に指導します。
  • 育児相談
    授乳、寝かしつけ、離乳食など
    育児に関するお悩みをお伺いします。

赤ちゃんの頭の形や向き癖は
早期発見・早期ケアが大切です。

「産後ケア専門サロン Momの休日」
赤ちゃんの健やかな成長を
全力でサポートいたします。

まずはお気軽にご相談ください。