赤ちゃんを育てていると、いろいろな疑問や不安が出てきます。
その一つが「反り返り」について。
「ブリッジするようなハンドリング気になる…」など、お悩みの声も多いです。
反り返りの原因とメカニズム
赤ちゃんが反る動きには、いくつかの原因があります。
まず、正常な反応としての意思表示です。
赤ちゃんは生後4ヶ月頃から、身体を伸ばす筋肉(伸筋)が発達してきます。
これ自体は赤ちゃんの成長過程においてはごく自然な反応で、
泣いているときや機嫌が悪いときなどに見られるものです。
しかし、異常に反り返りが強い場合もあります。
この場合、以下の関与が関与している可能性があります。
- 背部や首の筋肉の緊張
- 原始反射の残存
- ボディイメージの未熟
強い反り返りへの対策6選
反り返りが強い赤ちゃんには、いくつかの対策があります。
これらを取り入れることで、赤ちゃんの快適な姿勢をサポートし、
健やかな発達を変えることができます。
①丸い姿勢(Cカーブ)を意識する
生後3〜4ヶ月頃までの赤ちゃんには、【丸い姿勢(Cカーブ)】を意識してサポートすることが重要です。
特に抱っこや寝かしつけの際に赤ちゃんの背中を丸めるように支えることで、
反り返りが軽減されます。
丸い姿勢の習慣が身についている赤ちゃんは、
反り返りが弱くなる傾向が、成長の足場を築くことが重要です。
②うつ伏せ姿勢を変える
うつ伏姿勢は、赤ちゃんのボディイメージの構築や、
腹筋と背筋のバランスを整えるのに役立ちます。
初期からうつ伏の時間日常に取り入れることで、
反り返りの予防にもつながります。
短時間からスタートし、様子を見ながら徐々に時間をかけて赤ちゃんていきましょう。
③股関節の運動を遊びに取り入れる
反り返りが強い赤ちゃんは、股関節が硬いことが多いです。
抱っこ中に足がピーンと伸びてしまうことも原因の一つ。
日常股関節運動的に曲げ伸ばしや開閉の遊び感覚で取り入れると、
股関節の柔軟性が向上し、反り返りが軽減されます。
④首・背中のマッサージでリラックスを得る
首や背中の緊張が強いと、反り返りが起きやすくなります。
日常的に首や背中を優しく撫でるようにマッサージしてあげることで、
緊張をほぐしを感じることができます。
心地よい刺激となり、発達にも良い影響を与えます。
⑤ バウンサーの長時間使用は心配
バウンサー自体の使用は問題ありませんが、
長時間の使用は反り返りを助長する可能性があります。
1時間以内を心がけましょう。
⑥環境や衣服の見直し
赤ちゃんはとても感覚が敏感です。
音や明るさ、温度、そして衣服の着せ方も、
反り返りの原因になることもあります。
例えば、テレビで大きすぎたり、部屋が明るすぎたり、
暑すぎたり特に、衣服の着せすぎで動きが悪くなってしまう場合もあるため、
適切な環境を整えることが重要です。